こんなの心臓もちません!

「ただいま〜」

「おかえりなさい。
あら、みんなお揃い?」

「そうそう、家の前でなにか話してた」

「まあ、家に入ればよかったのに」

紗里さんはそう言って私の荷物を取ってくれる。

「い、いいですよ、キッチンまで運びますっ」

「いいのいいの、行ってくれただけで十分助かったから」

いや、多分誠也くんの足引っ張っただけかと……。

「誠也はキッチンまで運んでちょうだいね」

「はいはい」

「ご、ごめん……」

「いや」

ポン、と頭を撫でてキッチンに行く誠也くん。