あ、相変わらず大きい家……

小さいときから大きいイメージはあったけど、

成長した今見てもかなりの大豪邸。

思わずぽかーんとしていると、

ドンっ……

「あっ、ごめんなさいっ」

そう言ってぶつかった相手を見ると……

ぱっちりとした目、

ナチュラルに明るい髪色に

程よく色づいた頰。

そしてその頰を更に紅潮させたかと思うと……

「結良ちゃんっ!!」

「ぐっ……!?」

な、なんか自分の声とは思えない声がっ……!

でも突然の、

タックル並みの抱きつきは正直キツい!