続いて美少女さんが私を見る。

「えっと、あなたは?」

「あ、月原です。月原結良。
わけあってこの家で居候させて頂いていて……」

居候、という言葉に美少女さんがピクッと眉をあげる。

「あー、あなたが……」

え、えーと、なんだろ、

すごい見られてる気が……。

っていうかこの声、どこかで聞いたことあるんだけど、

どこでだろう?

「おい、立川」

「なあにっ?」

きらきらした目を千紘に向ける。

おお、この子、千紘のことが好きっぽい。

恋する乙女か〜。

ほのぼのしていると、

「うぜえって言ってんだよ。帰れ」

な……!

「千紘君、ひど……「ひ、ひどすぎ!酷すぎるよ千紘!」