こんなの心臓もちません!

えええ……

も、申し訳なさすぎる……

「ごめん、重いでしょ?」

「全然だよ」

そう言ってひょいっと袋を上げてみせる凛。

なんだか、たくましいな。

小さい頃のイメージが消えなくて、

つい可愛くて守ってあげなきゃって思っちゃうけど

いつのまにか立場が逆になっちゃってる。

「ありがとう、凛」

微笑みながらそう言うと、

凛はなぜかかあっと顔を赤くしてそっぽを向く。

「い、いいよ、これくらい」

「?凛、なんか顔赤くない?」

「赤くないからっ!」