翌日の日曜日

「千紘、もう大丈夫なの?」

階段を降りてきた千紘に声かけ。

顔色は良くなったみたいだけど……。

「……まあ」

「そっか。よかった」

看病間違ってたらどうしよう、とか思ってたから

ちょっとほっとした。

それにしても、

「すごい回復力だね」

1日で8度以上あった風邪を治すって……。

「お前とは細胞の格さえ違うらしいな」

「はいはい、そーですね」

またこういうこと言うんだから。

はあ、とため息をついていると、

「……まあでも、お前の看病のおかげでもあるんじゃねぇの」

「え?」