「美恋〜!ちょっと来て〜!」

「はあーい」


お母さんに呼ばれて、階段を降りると。


手にリンゴ3個入ってる袋を持って、なんだか怪しい笑顔をしていた。




なんか、嫌な予感……






「裏の家が引っ越してきたのよ。ちょっと美恋これ届けてきてくれる?」



見事に予感的中。

いま起きたばっかだし、しかも知らない人だし。。






「ええっ〜?!お母さんが行けばいいでしょ?!」

「いまちょっと忙しいの。ほら早く早く」






ちょ、ちょっと〜!!!
もう〜!!!!!




グイグイと背中を押され、しぶしぶ家を出た。