「わ、私の親を知ってるの?」


「ああ。けど私から聞こうとしても無駄だ。お主の親のことを言うことは封印されておる」


「ふ、封印って?」


「お主に関係することじゃ。封印はお主の親のことを言うだけではなくお主自信の力も封印されておる」


「封印って………もしかして…」


「心あたりがあるようじゃな。
由奈…………まだその封印を出すな」


「そんなの無理だよ。自分じゃどうすることもできない……あの子は私の中から出ようとしている……今も出る機会をうかがってる……」



そう……私の中にはもう1人の私がいる


一度だけ私が中学2年生の時に出たことがある