「ひどいよ!こんなの分かる訳ないよ!ひどいよ!」





(馬鹿な奴らだ。間違えて泣き言を言うなど情けない。俺は必ず、賞金を手に入れるぞ。)





と俺は笑みを浮かべていた。



順番が来て小屋に入ろうとすると、黒いスーツの男が小声で俺に言った。





「我々は誓って嘘を付いていない。君が嘘を見ぬけば、賞金は間違いなく差し上げよう。」



小屋に入ると、三人の男がイスに座っている。


そして、アナウンスが流れてきた。





「この三人はそれぞれ、A、B、Cという名前だ。そして、Dという人物がいた。しかし、Dは殺されてしまった。この三人の中にDを殺した人物がいる」