白うさぎがあぶないなんて、おかしいんじゃないか。 私は笑いそうになるのを我慢して、教室の鍵を閉める坂本に言った。 「どうしたの、坂本? 空の色もおかしいし、みんないないし、なんかあったの?」 私がそう聞くと、坂本は目を丸くした。