ヒミツの通り道。



そしたら、皇くんは嬉しそうに、いや、

何かを企んでいるような黒い笑みになった。



「じゃあ、こういうのも初めて?」



そう言うと、あたしの首に顔を埋めた。



「ひゃあっ!」




な、何か、首がすごくゾクゾクってするっ!




「何したの?!」



「ん?

首を舐めただけだよ。

こういうのも、初めてでしょ?」



「………うん、初めて……じゃなくてっ!


こういうの、やめてよっ!」



「ははっ!また顔真っ赤になってるよ。


かっわい〜。」



「なっ!」