だからそれをやめてって言ってんだよ!! 「なに、恥ずかしいの?」 「いや、は、恥ずかしくはないけれども……。」 「ふぅん。だったらこうしても平気だよね?」 そう言って皇くんはあたしの後ろにあるドアに両手をつき、あたしを逃げられないようにぐっと詰め寄ってきた。 いやいやいやいや。 これはヤバイって。 心臓がドキドキバクバクしてるんだけど。