「...あった!あったよあーちゃん!!」 このみが飛び跳ねて喜んだ。 「やったじゃんこのみ!!」 「うん!よかったぁ...」 目を潤ませているこのみを、ちょっと可愛いな...なんて思いながら、私も自分の番号を探す。 "516" この数字を見つけるために、じっと目をこらす。 499 500 502 503 504 「...無い..」 後ろで小さくそんな言葉が聞こえた。 涙を流すその子の手には、"501"の数字。 509 510 511 513 514 515 鼓動が早まる。