MOON WOLF

私と愛斗は急いで受付に行くと

看護師さんが「今すぐ診察できます!こちらにきてください!」

と、すぐに診察室に通してくれた。

「食あたりですね。しかし、ギリギリでした。もう少し遅かったら…」

しばらく診察してもらい、先生にそう言われた。

「食あたり…」

「食あたりからくる熱と、少しお腹が痛いと思われます。すぐに抗生物質を含む点滴をしますのでおまちください。」

診察室のベッドに横にならせ、点滴をしてもらう優結。

先生は「何かあったら呼んでください。」

そう言って出ていった。

よかった…

これで治るんだね…

私はそう思うと力が抜けて、ひざからくずれおちてしまった。

「大丈夫か?」

愛斗は私を抱き上げ椅子に座らせてくれた。

「うん…ごめん」

「ん、よかったな」

「ほんとだよ…これで済んでよかった。」

愛斗が隣に座り私の頭を愛斗の肩に寄せた。

愛斗がいてくれて良かった。

愛斗がいないと優結がどうなってたか…

「愛斗ホントにありがとう」

「優結…ごめんねえ…」

「お姉ちゃんなのに…こんなになるまで気づかなくて…」

「ごめん…ね…」

涙が溢れてきた。

ほんとに私は情けない。

優結にとって、たった1人の姉なのに。

優結が苦しんでいる時にそばにいれなかった

なんてダメな姉だ

「…少し寝てろ」

愛斗は私の背中をゆっくりと叩いた。

愛斗は分かってくれている。

変に慰めなくて、なんにも言わないでくれている。

それが嬉しくて、安心できた。

私は、愛斗の言葉に甘え

「優結、よろしく…ね…」

少しの間、寝ることにした。