MOON WOLF

車の中では優結が苦しそうに顔を歪め、荒い呼吸をしていた。

「優結…ごめんね…」

私は優結の髪の毛を額から撫でてどかした。

「お前のせいじゃねえから」

「愛斗…」

「これは、お前のせいじゃねえ」

愛斗は私の頭に、ポンッと手を乗せた。

「…」

ありがたいけど、これは私のせいだ。

そんなこと思っていたら病院についた。