MOON WOLF

私はてっきり歩きで行くかと思っていたけど

エンジンをすごい音でふかしている四人を見ると、どうやらバイクで行くようだ。

「お前、俺の後ろ乗れ」

そう言って私にヘルメットをわたした。

ヘルメットお初な私はなかなか上手く頭をヘルメットに入れれなくて

…いや、顔がでかいんだ

とにかく、頑張って入れようとしていた。

「んぐっ…んんんん」

「…かせ」

それを見かねた愛斗が私のヘルメットをパシッ、ととって私にかぶせてついでにベルトもとめてくれた。

「ありがとう」

「ああ」

よし、次はバイクに跨らなくては。

みんなも待ってる。

「よおし!」

私は勢い良く足をあげた…だが

どうやらバイクの座高は、私の足の長さよりも長いみたいでバイクも全然乗れなかった。

そんな私をクスクスと笑う愛斗以外の三人の声が聞こえたが無視することにする。

次は助走をつけて…

と思い後ろに後ずさったが

「こっちこい」

これまた愛斗にそう言われ、行ってみると

ヒョイっと私を持ち上げいとも簡単に私をバイクの後ろに乗せた。

私重たいはずなんだけどな…

そんな疑問も抱きながら

「捕まっとかねえとおっこちっぞ」

そう聞こえた瞬間、私の重力は後ろに全て連れ去られた。

間一髪の所で私は愛斗の服を掴んだ。

あせったあああああああ

すると、運転している愛斗が

「お前、俺のこと嫌いなのか?」

そう言われた

「そんな訳ないじゃん!!」

「んじゃあそんなとこ持たねえでちゃんと腹につかまっとけや」

そう言われ、私の手を片手で自分のお腹に巻き付けた。

そんな行為に私が赤面したのは言うまでもない。