MOON WOLF

「…」

私は明るい日差しで目が覚めた。

目を開けるとそこは初めて見る場所だった。

ここどこだろう?

そう考えた瞬間、昨日の出来事を思い出してしまった

次第に体が小刻みに震え、吐き気がしてきた

「マリア!!」

愛斗が私を抱きしめた。

「大丈夫だ。」

途端に体の震えと吐き気が消えた。

そうだ…昨日私は、愛斗を呼んでしまった。

自分が弱いが故に

愛斗にすごく迷惑をかけてしまった

「あいとっ…ごめんなさい」

「何言ってんだ」

「ごめんなさい愛斗!!」

「マリア?」

「愛斗ごめんなさい!!!」

ごめんなさい…

迷惑かけてごめんなさい

お願いだから、私を嫌わないで…

離れていかないで…!!!

「マリア…」

「俺はなんも怒ってねえ」

「ほんと…?」

「ああ」

「よかっ…た」

ほんとに良かった

「…マリア」

「ん?」

「なんで泣いてんだよ…」

「えっ?」

泣いてる?私が?

ビックリして自分の頬に触れた

「あ…」

私の頬は冷たく濡れていた