MOON WOLF

私は次の日から優結とママが家を出るまでの残り少ない最後の時間を大切にしようって、

別居するのはもう仕方がないんだって、

割り切って楽しく終わらせたいって、思ってたのに

そんな上手くいくはずもなく、パパとママには会話はないし

ママと私にも必要以上の会話はなかった。

話しかけようとしたけど、怖くてやめた

そうこうしていると

あっという間に1週間はすぎて行き、優結もママも家から出て行ってしまった。

優結と離れるのはとっても悲しくて優結が行ったあと、

情けないけれど泣いてしまった

でも心のどこかに安心している自分もいた

______"ああ、もうママの顔色を
気にしなくていいんだ"______

それがすべてだと思う。

疲れてたんだ、きっと

そうやって気にしないといけないママとは違って、パパは、

昔からなんでも話を聞いてくれる、私達子供に親身になってくれるとても素敵な人だった。

高校生になった今でも、二人きりの時には話が尽きないくらい仲良しだ。

ママがパパの悪口を言うのに対し、パパは一言もそんなことは言わない人だった。

そういう所も大好きだ。

だから今日からは安心してリビングにいれる。

そう思っていたのに________