紳士は紳士でも…それはね、というお話。




ある紳士風の男が銀行にやって来て言った



「100ドルほど貸して欲しいんだが」



「100ドル、でございますか?」



応答した銀行員は男をじろじろ見てから言った




「100ドルという少額のご融資ですが、初めてのお客様でございますし、何か担保をお預かりすることになりますが、よろしゅうございますか?」



すると紳士は、少し考えてから言った



「そうだな、僕のロールスロイス(高級車)なんてどうだろう?」



「ロールスロイス、でございますか?」