「なぁ、綾瀬 俺どうしたらいい?」

綾瀬に直接聞いたら いいだけだろ?

「なっ 匠バカじゃない?そんな事もわかんない?」

綾瀬顔真っ赤だし…可愛い…

「俺だって 綾瀬とキスしてから変で お前見てると抱きしめたくなる… 」

ぐいっと綾瀬を抱きしめて 顔を覗き込む。

「匠。本当に?私乃愛じゃないよ?乃愛の変わりなんて冗談じゃないからね!」

怒った綾瀬も可愛く見えるなんて…

「お前だからだ…鈴音」

顔を上げさせ 優しくキスする
あっ…やっぱり 鈴音のキスは違う…

コンコン…
バッと離れる二人…

「あの~この会議室って 予約入ってました~?」

真鍋か…

「あ~、綾瀬さんズルいです~。金曜日も小西さんの事~お持ち帰りしたくせに~。もう 会社でイチャイチャとか あり得ないです~!!」

はっ?お持ち帰り?イチャイチャ?

鈴音を見ると…バツの悪そうな顔をしていて

「真鍋、悪い?匠は私の男なの。だから手を出さないでね♪」

ニッコリ笑ってはいるが 目の奥 あきらか笑ってないぞ…

「俺 男としてやばいな…真鍋、この事は3人だけの秘密な!!」

キラリ歯を見せて笑って、真鍋に念を押した。

「は……い、小西さん」
真鍋はフラフラと顔を赤くして会議室から出て行った。

「匠 罪な男だね…」

は?何で?意味不明な事を言う鈴音。

会議室を勝手に使用していた二人は部屋を出たのであった…