はぁ……
俺の部屋で、自ら煽るなよ…

しかも、引っ越しもOKとか
どんだけ俺の事 振り回すつもり?

「匠、私シャワーしたいな……」

おいっ 今更それはきついだろ?
もぅ止まらないんだけど、マジ?

「私キレイな私を匠にあげたい……」

はいもぅ無理。何て事を言うんだ?
完敗、参りました……

「ね、待ってて…」

「わかった。バスルームあっちだから」

少しだけなら待ってやる……
だけど、なるべく急いでくれ…

俺は全神経を総動員して、今の状況に耐え 鈴音のシャワータイムを待つ

シャワーの音が止まり、普通にバスタオル1枚で出てくる鈴音

「匠 勝手にバスタオル借りたよ。匠もシャワー行ってね!」

俺の部屋なのに、主導権は完璧鈴音。情けない事に…「わかった…」と返事して、今バスルームにいる俺

あいつの彼氏がいたとか そういう色恋沙汰の話しは聞いた事がないが、慣れてる感が半端なく伝わりムカつく

くそっ、俺何かほんとに振り回されて 余裕全然ないな…カッコ悪り

シャワー全開にして、頭から色々な雑念も洗い流したかった…

ダイニングに戻るが 鈴音はいない。寝室か?

「匠、遅い」

寝室のベッドに横たわる鈴音。俺限界…

「鈴音 どんだけ俺を煽るんだ?お前が悪いんだからな。覚えておけ!」

強烈なキスをし、鈴音が泣いても叫んでも許さない 雄の本能丸出しの体と体のぶつかり合いを連続して…鈴音が気絶してしまってから、冷静になった…

しまった…かなりヤバイ。やり過ぎたか?鈴音が悪いけど、俺許して貰えるか?

眠っている鈴音は やっぱりきれいで美しくまた雄の本能が疼く。

今度はキスの跡を胸中心に散らし 俺は鈴音を抱き締め 眠った。