私があたふたしていると、高瀬があの優しい声で話しかけてきてくれた。



「七島、また隣の席よろしくな」



え、"また"って…もしかして去年隣だったこと覚えててくれたの…?



やばい…今日とにかくやばいよ…!(語彙力)



これだけで?ってなるかもしれないけど、私にとったらこんな小さなことがすっごくうれしい。



私は高瀬に向かってとびきりの笑顔で返事をした。



「うん!よろしくね!」