奏汰と知り合ったのはたまたま委員会が一緒だったから。
何となく話をしたら盛り上がっちゃって、
そのまま意気投合!今では親友みたいに何でも話せる友達。思ってることをズバズバ言えるから一緒に居てすごく楽。
新学期、高校2年生になる私はクラス発表にうきうきしながら教室に向かったの。
でもドアを開けたら、
あれ?あれれれれ?もしかして、知ってる人全然いないかも……。
そう思った時、教室の丁度窓側の方にいる見覚えのある姿に目が行って、直ぐに奏汰だって思った。
かーなた!教室の中で割と大きな声で奏汰に近寄った。
すると彼が振り返ってこう言った
「ごめん、俺は奏汰じゃないよ?」
つづく