『さくらちゃんって子。あの噂、本当らしいよ。』
『あの噂?なにそれ?』
『え、もしかして知らないの??』
数人の女子の声が教室に響いた。
『あれだよ。蓮くんに媚び売ってたとか。だから付き合えたんじゃない?ってはなし。』
『え〜うっそ〜やば!』
『まあやっぱ、極めつけはあれでしょ。蓮くんは顔だけで選んだらしいよ。顔は可愛からって。』
動けなかった。
もうこれ以上聞きたくなくて、逃げ出したかったのに、足が言うことを聞いてくれなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…