中2の三学期の土曜日、学校に忘れ物をした私は帰宅途中に学校へ引き返した。 土曜日の放課後は、部活もなく、学校内はしんと静まり返っていた。 私のクラスのD組まで行くには、A、B、C、のそれぞれの教室を通過しなければいけない。 蓮くんのクラスがあるB組の前に差し掛かったとき、中から話し声が聞こえた。 こんな時間にまだ人が残ってるんだ....と思った私は 忘れ物を思い出し、立ち止まった足を動かし始めた。 しかし、その足はすぐ止まってしまった。 だって私の名前が聞こえたから。