男装して共学校へ!

あの時のこと、ずっと言えなかった。

「大和…」

私は大和の前に立った───


ドカッという音とともに大和が地面に倒れた。

私は大和を殴ったのだ。

「ずっとうじうじ抱えて引きずっているのが嫌だから言わせてもらう!

やっぱあの時の大和最低だった!

少しでも私のこと友達だと思ってるなら話してよ!

なんでも聞きたいよ。大事な友達のことだもん。

それを関係ないの一言で片付けられたら悲しいよ…」

私が2年間言えなかったこと、関係ないと足蹴にされたら流石に友達として悲しくなる。

それをあの時言えなかったから今私はここで言った。

「奏……」

私は倒れている大和の前にしゃがんだ。

「これからはなんでも話してね…」

「…お前それいうために転入してきたなんて言わないよな?」

「そうだよ?これ言うために転入してきた。」

「おま…そんな事のために…」

「そんなことって、私には大事なこと!」

「へいへい」

大和の態度に頬を膨らますと、大和は私の膨らんだ頬をつぶした。

「ぶふっ」

口の中の空気が外に出て変な声が出ると私たちは顔を見合わせて笑い出した。