「そういう仲なの?」と突っ込まれ、頭が真っ白になる。
私が浮ついていたからだ。
ただ一緒に買い物しているのが嬉しくて「誰かに見られているかも」なんて、あの時は全く考えていなかった。
考えたらすぐに分かることなのに。
「どういうこと?」
「だから、そういうことだろ。副社長は公私混同してんだよ」
「自分の女に大きな仕事を任せて、俺らにサポートしろって? マジかよ」
「まて、副社長はそんな事をするような人じゃない」
「でも日高さんだって、最初から意見曲げられたりしたじゃないですか」
収拾が付かなくなってしまった。
この場に立っていることがやっとでも、これ以上副社長の立場を悪くしないように何か言わなければ、と言い訳を考える。
けれど、ズキズキと頭が痛くなるばかりで、何も思い浮かばない。
どうしよう、どうしよう……。
「俺から説明する」
私を助けてくれたのは、やはり副社長で。
その声を聞いた途端。
気が緩んでしまい、フラリと身体がよろめいてしまった。
「雪乃⁉」と、私を呼ぶ佳乃の声が聞こえたけれど。
意識が遠のいていく中で、身体が会議室の床に倒れ込むことなく、しっかりと背中に回された腕に支えられ。
その腕の中で、安心した事だけは分かっていた。
私が浮ついていたからだ。
ただ一緒に買い物しているのが嬉しくて「誰かに見られているかも」なんて、あの時は全く考えていなかった。
考えたらすぐに分かることなのに。
「どういうこと?」
「だから、そういうことだろ。副社長は公私混同してんだよ」
「自分の女に大きな仕事を任せて、俺らにサポートしろって? マジかよ」
「まて、副社長はそんな事をするような人じゃない」
「でも日高さんだって、最初から意見曲げられたりしたじゃないですか」
収拾が付かなくなってしまった。
この場に立っていることがやっとでも、これ以上副社長の立場を悪くしないように何か言わなければ、と言い訳を考える。
けれど、ズキズキと頭が痛くなるばかりで、何も思い浮かばない。
どうしよう、どうしよう……。
「俺から説明する」
私を助けてくれたのは、やはり副社長で。
その声を聞いた途端。
気が緩んでしまい、フラリと身体がよろめいてしまった。
「雪乃⁉」と、私を呼ぶ佳乃の声が聞こえたけれど。
意識が遠のいていく中で、身体が会議室の床に倒れ込むことなく、しっかりと背中に回された腕に支えられ。
その腕の中で、安心した事だけは分かっていた。



