学校戦争。

“教室から出れたみんなおめでとう!
でも、ちょっと予定変更があって...。
ごめんね!外に出られると不都合があることに気づいたんだよぉ〜。
だ〜か〜らっ!みんなには死んでもらいます☆
別に、友達裏切ってまで助かろうとしたヤツ、殺したって誰も悲しまないっしょ。
てことで、みんな行ってきて!”


............。

殺す?

...二人は......死ぬの?

よく分からない。

脳が上手く機能しない。

でも、次に聞こえた声で、私は理解した。


「助けてっ!!ねえ、開けてよ!!」


誰かの悲鳴。

叫び。

それが、廊下に共鳴して教室の壁を揺らす。

ドアを叩く音。

壁を叩く音。

誰かが笑っていた。

裏切った奴が悪いんだ、そう言いながら。

やめてよ。

なんでそんな事言うの。


そして...次の瞬間。


「キャーーーっ!!」


全てが悲鳴に変わり、そして、銃声。

肉が飛び散る音。

ドアの窓に張り付く、赤いなにか。


そして暫くすると、静かになる。

ピチャ...ピチャ...という足音。

何かが潰れた音。


二人共...死んだのかな?


あ...。

意識が......。




そこで私の記憶は終わっている。