君しか好きになれません。

待ち合わせの神社の鳥居の前。

6時半。

大勢の人でごった返している。

わたしは鳥居の前の橋で待ってることにした。

浴衣、なんて思ってくれるかな?

可愛いって思ってくれるかな?

そんなことを考えてると、白いTシャツにデニムのおしゃれなジーンズに、白のスニーカー、そして無造作にセットされた黒髪の湊くんがやってきた。