私は中学の頃付き合っていた男の子がいた。

名前は野中渚(ノナカ ナギサ)

幼馴染で、私の初恋の人。

ずっと一緒にいて、

これからもずっと一緒にいる人だと

思っていた。渚のことを思うと、

胸がキュッとして、温かかった。

渚は私の太陽みたいだった。

すごく暖かい春のある日。

私と渚は桜を見にいく約束をしてた。

その日は私の誕生日で、

私は占いが1位だった。

幸せだった。幸せすぎた。




そんな私達に神様は試練を与えた。




その日の待ち合わせは10時に、私の家の前で。


「迎えにいくから待ってて。」


そう渚が言って私が頷いた。



それが、渚を見た最後だった。


渚は私を迎えにくることがなく


死んでしまった。