───ほぼ毎日、眠れないようにさせられてますけど!?

平日は仕事もあるし、なるべくは早い時間に寝るようにはしているので寝不足ではないのだけれど・・・身体が重ダルい時もある。

香坂君が私用にふかふかで手触りの良い枕を買ってくれたから、疲れ果てて深い眠りに着いた時は朝は寝坊しそうにもなるし・・・。

「ごちそうさまでした!美味しかったです。急いで片付けるから」

「いいよ。私が片付けるから大丈夫だよ」

片付けをして、二人でベッドに入った。

時計は夜中0時を回り、静かな夜。

明日からはまた一人の部屋に戻るかと思うと寂しくて中々寝付けなくて、隣でスヤスヤと眠る香坂君が凄く愛おしくてギュッとくっついてみる。

体温が心地よくて、直ぐに眠りにつけそうだと思ったら目が覚めてしまったらしく・・・

「今日は"しない"って決めたのに、ゆかりちゃんがくっついてくるから…」

と言い、頬を軽くつねられた。

「明日から少しの間は会えないと思ったら、離れたくなくなると思って我慢してたんだけど…やっぱりゆかりちゃんに触れたい」

ぎゅうっと抱きしめられたので、私も香坂君の背中に腕を回す。

「帰って来た時も触れたくて仕方なくて…自分がおかしくなってしまったみたい」

「私も香坂君と会えなくなると思ったら寂しくて抱きついちゃった」

香坂君はゆっくりと私の髪を撫でて、軽めのキスをする。

服を脱がせられ、キスも荒々しくなってきて、次第に甘美に酔いしれる。