「再来年のお正月には、娘さんを下さいって言いに行けると思うんだけど…」
「………!?」
「お正月にならなくても大丈夫かも?」
夕飯を食べながら突拍子もない事を言うから、私の指からカランッと箸がこぼれ落ちた。
「仕事の事なら大丈夫だよ、来年の4月からは正式に社員採用だから。落ち着いたら広い部屋にも引っ越しも出来るかも…」
「いや…そうじゃなくて、"娘さんを下さい"って…」
淡々と話を続ける香坂君に対して私は赤面してるし、動揺もしてるし・・・。
「いずれは結婚したいと思ってるよ。クリスマスに言ったのは嘘じゃないから…。後はゆかりちゃん次第だよ」
付き合ってまだ2ヶ月目に入ったばかりで、私は結婚までは真剣に考えてはいなかった。
いつの日か、そうなったら良いなぁ・・・位で。
そうか、今更だけど・・・付き合うって事の先には結婚があるんだよね。
「香坂君はまだ大学卒業したばかりだし、私の事を考えてくれるのは有難いんだけど…結婚したら自分の自由もなくなっちゃうんだよ?いいの?それにほら、私の方が年上だし…」
「俺が年下だから頼りないとか思ってるの?だったら、覆すから絶対!…ごちそうさまでした」
香坂君は食べ終わった食器をさらっと流してから食器洗浄機に入れた。
「お風呂入ってくるから」
私を見ないようにお風呂場へと向かう。
完全に拗ねていると思われる態度。
多分、お互いに"年上"と"年下"を気にしてしまっているのだろう。
私が常に自分が年上だと気にしているから、香坂君にも余計に気にさせてしまっているのかもしれない。
「………!?」
「お正月にならなくても大丈夫かも?」
夕飯を食べながら突拍子もない事を言うから、私の指からカランッと箸がこぼれ落ちた。
「仕事の事なら大丈夫だよ、来年の4月からは正式に社員採用だから。落ち着いたら広い部屋にも引っ越しも出来るかも…」
「いや…そうじゃなくて、"娘さんを下さい"って…」
淡々と話を続ける香坂君に対して私は赤面してるし、動揺もしてるし・・・。
「いずれは結婚したいと思ってるよ。クリスマスに言ったのは嘘じゃないから…。後はゆかりちゃん次第だよ」
付き合ってまだ2ヶ月目に入ったばかりで、私は結婚までは真剣に考えてはいなかった。
いつの日か、そうなったら良いなぁ・・・位で。
そうか、今更だけど・・・付き合うって事の先には結婚があるんだよね。
「香坂君はまだ大学卒業したばかりだし、私の事を考えてくれるのは有難いんだけど…結婚したら自分の自由もなくなっちゃうんだよ?いいの?それにほら、私の方が年上だし…」
「俺が年下だから頼りないとか思ってるの?だったら、覆すから絶対!…ごちそうさまでした」
香坂君は食べ終わった食器をさらっと流してから食器洗浄機に入れた。
「お風呂入ってくるから」
私を見ないようにお風呂場へと向かう。
完全に拗ねていると思われる態度。
多分、お互いに"年上"と"年下"を気にしてしまっているのだろう。
私が常に自分が年上だと気にしているから、香坂君にも余計に気にさせてしまっているのかもしれない。