私はどうも変な夢だなと思いつつも、自分の夢がどれだけ自分自身に恐怖心を与えられるか試してみたくなり、その電車に乗る事に決めました。



本当に恐くて堪らなければ、目を覚ませばいいと思ったからです。



私は自分が夢をみていると自覚している時に限って、自由に夢から覚める事が出来ました。





私は電車の後ろから3番目の席に座りました。



辺りには生温かい空気が流れていて、



本当に夢なのかと疑うぐらいリアルな臨場感がありました。



「出発します~」とアナウンスが流れ、電車は動き始めました。



これから何が起こるのだろうと私は不安と期待でどきどきしていました。