しかし、純粋な好奇心からこの痩せすぎの男が夜中に何をしているのかが気になる。



あまりに気になるので夜も眠れなくなったある日、思い切って後をつけてみることにした。



痩せすぎの男は、尾行されていることも知らずにどんどん歩いていく。



あっという間に病院を出て、すぐ近くにある墓地へと入っていった。



夜中に墓地とは明らかに普通ではなかったが、そのことがかえって尾行する側の好奇心を掻き立てる。


いよいよ慎重に先行する男の様子を探った。



やがて男はとある家の墓の前で立ち止まった。