たぶん私をミンチにする道具だと思うと恐くなり、(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)と目を固くつぶり一生懸命に念じました。



「ウイーン」という音がだんだんと大きくなってきて、顔に風圧を感じ、もうだめだと思った瞬間に静かになりました。



なんとか、悪夢から抜け出す事ができました。



全身汗でびしょびしょになっていて、目からは涙が流れていました。



私は寝床から台所に向かい、水を大量に飲んだところで、やっと落ち着いてきました。



恐ろしくリアルだったけれど、所詮は夢だったのだからと自分に言い聞かせました。