他愛のない会話をしながら学校へ向かう。
やっぱり雷斗の隣が落ち着くなあ…

私と雷斗は小さい頃からの幼馴染で遊ぶときはいつも一緒だった。
それは今もあんまり変わってないけど…
変わったといえば…

「雷斗背伸びたよね…」

「182cmになったぜ〜。まぁ、恋菜は相変わらずの小ささだな」

「私だって伸びたんだよ!?」

「へえ、それで伸びてんだ?」

「雷斗…だまれ!」

そう言って私が雷斗を叩こうとして雷斗がそれを避けた瞬間…