そう言って勢い良く玄関の戸を開けると案の定雷斗が壁に寄り掛かって待っていた。

「雷斗おはよ!」

「よお、ねぼすけさん」

「なっ、た、確かにちゃんと起きれなかったけど…」

「俺がいないと朝起きれないなんて、恋菜はおこちゃまだなあ?」

「失礼な!おこちゃまじゃないし!ちゃんと起きれるもん!」

「じゃあ明日から起こさなーい」

「えっ無理!起きれない!」

「ほらみろ、ばーか」