ガラッ!
「起きろおおお!」

私の部屋の窓を勢い良く開け起きろと言うのはお隣に住む幼馴染の友谷 雷斗。

「んん…もう少し…」

「入学式遅刻してもいいのかあああ!!」

その言葉で目が一気に冴えた私、笹木 恋菜。

今日から高校生になるんです!
すっかり入学式だと忘れていた私は雷斗に礼をすると急いで着替えて下に降りた。