どんな子だったかというと、ちっちゃいころ、まあ、いろいろあって友達がいなかった自分と遊んでくれてた少し上の年の男の子。

小さなころはほぼ毎日その子と遊んでたのね。

田舎だったから、近所の小さな山で走り回ったりしてさ。

んで、一番鮮明に思い出したのが、今回の件に関連する事でさ。

夏休みも終わりに近くなった休日。

ちょっと離れた神社に、その子につれてってもらったわけ。

その子が言うには「面白いもの見せてやるよ」ってことで、期待してついてったのね。

んで、神社の横に回ったら、何か小さな扉みたいのがあるわけ。

戸袋っていうんだっけ?あんな感じのさ。

そしたら、その子はその扉を空けて、何か楽しそうにしてんのね。

「何見てんの?」

って聞いたら

「見たい?」

って聞くのさ。

もちろん

「見たい」

って答えると