そして、最後の人が100話目を話し終え、ローソクを消す・・・

数秒の沈黙が恐怖をかきたてたのだけど、何も起きず。

誰かが

「なんだよ、やっぱなんにもおきねーじゃん」

と。

私もちょっとだけ期待してたんですが、まあこんなもんかとね。

大体、同じ話とか、ローソクをいっぺんに立てないとか、ダメな要素満点だったし。

でも、それまでのなんともいえない緊張感ってのが楽しかったので、それなりに満足して、みんなして体育倉庫を後にしていく。

最後に私が体育倉庫のドアを閉めて振り向き、なんとなく人数を数えたんですよ。

1、2、3・・・7、8・・・9・・・??9人?