思考や感情は、もはや完全に麻痺していた。 僕は半ば機械的に寝袋脇の拳銃を拾い撃鉄を起こすと、すぐさま人差し指に力を込めた。 ぱん、と乾いた音がした。 ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん。 リボルバー式の拳銃は6発で空になった。 初めて扱った拳銃は、コンビニで買い物をするよりも手軽だったよ。 ドアに向かうと、鍵は既に開いていた。何発目で寝袋が死んだのかは知りたくもなかった。