その内容は、以下のとおりだ。

ある小学生が、夏休みを利用して一人でおじいちゃんとおばあちゃんが住んでいる田舎に遊びに行った。
 
田舎といっても寒村というわけではなく、それなりに栄えている町だ。

小学生は、自由研究で神社やお寺を調べるつもりだったので、その町の神社などを回っていた。

町外れの小山の上に建っている神社に行った時、小学生はその裏手に何か妙なものがあるのを発見した。
 
木でできた蓋だった。直径150センチくらいの円盤で、汚れ具合から見てずいぶん古いものだった。
 
手にとって見てみると意外なほど重く、かなりしっかりしたものだった。

厚さは10センチ近くあり、木の板を何枚も重ねて作ったもののようだった。

表は木目が分かるほどだったが、裏は何故か真っ黒に爛れていた