「っ」
時折、声が入る。
まってこの音楽…歌手以外の声が入ってる…
気づいた時にはあたりは暗くなっていた…

学校から自宅につくのにいつもなら1時間の道が今日は少し遠く感じる。
怖くなってきた…

「っい」
トントン
殺される…
「ぎゃあ」
叫び声をあげ、こけてしまった。
腰ぬけた…

衝撃でイヤホンがとれた。
「先輩大丈夫ですか?!」

…愁くん?
安堵して私の目から…

「先輩?!」
ぎゅっと抱きしめられる…