翌日。
「おはよう。椛ちゃん。」
朝から話しかけてきたのは一つ上の先輩。
「好きなんだけどつきあわない?」
遠足とか行事が近くなればこういうことが増えてくる。
確かに顔は整ってるけど…興味がない。
「おはようございます。」
愁くんが私にだけ声をかけてくる。
「ねえ、返事。」
愁くんを無視するかのように先輩も返事を催促してくる。
「ごめんなさい。気持ちは嬉しいのですが…」いつもこのパターン。
「お前先になんでいってんの?」
「いいじゃない。」
杞憂といっちゃんが登校してきた。
「おはよう。」
3人に一気に挨拶をして、逃げていった先輩の方向へとむかう。
教室が同じ方向だからいくだけなんだけど。
「またふられたの?」
周囲からそんな声が飛び交う。
まあ気にしない気にしない。
「明日は遠足だね。どこにする?」
いっちゃんにはまだ迷っている事を言っていない。
「動物園おすすめですよ!」
愁くんがすすめている。
いっちゃんは面食いだからすぐに動物園へと決まった。
杞憂は勿論反対しており
「水族館」
を何度も何度も推している。
「決まったから反対するな」
いっちゃんは自分のパンフレットで杞憂の腕をたたき席に、ついた。
帰り道。
杞憂は友達にカラオケに無理矢理連れて行かれ、いっちゃんはまた彼氏。
ピロリン
〖どうでした?〗
急に送られてくるからなんのことか。すっかり忘れてしまい、返す言葉が見つからないのでメールを放置する。
下駄箱に行くと朝晴れていたはずの空はどんより曇り少し生暖かい風とともに生ぬるい水が空からふっていた。
傘持ってきてないし…走ろうかな。
すると急に透明の空の様子が伺える傘が私の体を雨から守った。
「間に合ってよかったです」
息をきらして汗をかきながら笑っている。
「教室から見えたので走ってきました。これ使ってください」
にこりと笑い私に傘だけ渡してこの雨の中走ろうとする。
「まって。自分で使って。」
自分だけ入るのも悪いしそれに、明日はたのしみにしている遠足だし。一年生の初行事なんだから2年生の私より大事だし。
「いや、俺体だけは強いんで。違う日に一緒に帰ってくださいね?俺明日は絶対行くんで。」
そういうと雨の中姿は消えていった。
「おはよう。椛ちゃん。」
朝から話しかけてきたのは一つ上の先輩。
「好きなんだけどつきあわない?」
遠足とか行事が近くなればこういうことが増えてくる。
確かに顔は整ってるけど…興味がない。
「おはようございます。」
愁くんが私にだけ声をかけてくる。
「ねえ、返事。」
愁くんを無視するかのように先輩も返事を催促してくる。
「ごめんなさい。気持ちは嬉しいのですが…」いつもこのパターン。
「お前先になんでいってんの?」
「いいじゃない。」
杞憂といっちゃんが登校してきた。
「おはよう。」
3人に一気に挨拶をして、逃げていった先輩の方向へとむかう。
教室が同じ方向だからいくだけなんだけど。
「またふられたの?」
周囲からそんな声が飛び交う。
まあ気にしない気にしない。
「明日は遠足だね。どこにする?」
いっちゃんにはまだ迷っている事を言っていない。
「動物園おすすめですよ!」
愁くんがすすめている。
いっちゃんは面食いだからすぐに動物園へと決まった。
杞憂は勿論反対しており
「水族館」
を何度も何度も推している。
「決まったから反対するな」
いっちゃんは自分のパンフレットで杞憂の腕をたたき席に、ついた。
帰り道。
杞憂は友達にカラオケに無理矢理連れて行かれ、いっちゃんはまた彼氏。
ピロリン
〖どうでした?〗
急に送られてくるからなんのことか。すっかり忘れてしまい、返す言葉が見つからないのでメールを放置する。
下駄箱に行くと朝晴れていたはずの空はどんより曇り少し生暖かい風とともに生ぬるい水が空からふっていた。
傘持ってきてないし…走ろうかな。
すると急に透明の空の様子が伺える傘が私の体を雨から守った。
「間に合ってよかったです」
息をきらして汗をかきながら笑っている。
「教室から見えたので走ってきました。これ使ってください」
にこりと笑い私に傘だけ渡してこの雨の中走ろうとする。
「まって。自分で使って。」
自分だけ入るのも悪いしそれに、明日はたのしみにしている遠足だし。一年生の初行事なんだから2年生の私より大事だし。
「いや、俺体だけは強いんで。違う日に一緒に帰ってくださいね?俺明日は絶対行くんで。」
そういうと雨の中姿は消えていった。
