後輩くん。

「先生。俺ちょっと体調悪いので保健室行ってきます。」
よく言う口実。

俺は急いで階段を駆け下りる。

柑橘系の香りが微かに…
振り返ると杞憂先輩?!

俺、気づくの遅い。
耳元で何か言われたような…

そんな事より椛さんが心配。
杞憂先輩がいなくなったからよかったけど…もしかして付き合ってたり?


迷わず保健室の扉を開けると…4つのカーテンがしまってる。
どこにいるのか…俺のお気に入りの窓際を1番に開けてみる。


い、いた…いました…!!

「ーっ…」
可愛い…天使…

俺は思わず頭をなでた…