皆には言ってないけど、私好きな人がいるんだよね。
イケメンで、優しくて、運動も勉強も出来て、女子から
めっちゃモテモテな朝倉 要(あさくら かなめ)君。
彼の事が好きなんだ。なんで、好きになったかって?
それは1ヶ月前の事。帰る時の出来事。
階段で足を滑らせてしまった私を、
朝倉君が抱きとめてくれた。
その時凄くドキドキした。
まさかあの朝倉君に助けてもらえるなんて!
こんな近くで、朝倉君を見たのは始めてだった。
「大丈夫?」
朝倉君。カ、カッコイィ…、じゃないなくて!
「うん、ありがとう…。」
「今度から、気をつけてね!」
「はい!」
「1人?」
「うん!」
「良かったら、一緒に帰らない?」
「え?」
「芹沢さんと話してみたかったし!ダメ?」
「ううん、いいよ!」
やった、ラッキー!
朝倉君といっぱい話したし、いっぱい笑った。
学校から家まで30分かかる道のりを、
5分くらいに感じた。それくらいあっという間だった。
〜次の日〜
えりかとりっちゃんと日下部君と神崎君に全部話した。
私には好きな人がいる事。
その好きは人は3組の朝倉 要君だという事。
「陽菜にそんな事があったんだ!」
「陽菜ちゃんも好きな人いたんだ!」
「朝倉モテるからな〜。」
「知らなかったぜ!」
驚くのは同然。今まで私は、好きな人がいなかったし、
みんなに初めて言った事だったから。
私が初めて好きになった人。
〜お昼休み〜
廊下がやけに騒がしい。
「なになに?」
「榎本さん、要君に告白するんだって!」
「榎本さん、美人でカワイイし、絶対要君OKするよね!」
「うんうん!美男美女カップルになるよ!」
「2人が付き合ったら、怒るどころか応援しちゃうよね〜!」
「榎本さんには、叶わないって!」
女子達が、そう話していた。告白?榎本さんってあの?
榎本 桜(えのもと さくら)ちゃん。
美人で、可愛い。朝倉君を一途に思ってる。
嫌だよ。朝倉君が榎本さんと付き合うなんて嫌だ。
私は、その様子をえりか達と見ていた。
「要君、私、要君が好きです!大好きです!付き合って下さい!」
皆がシーンとし、朝倉君の返事を待つ。
「ごめん。」
周りがザワザワしてきた。
「断っちゃったね…。」
「何でだろう?」
「勿体ない!あの、美人の榎本さんが告白したのに、断っちゃうなんて!」
と小さな声で口々に言っていた。
「私じゃダメかな?」
榎本さんがそう聞く。すると、朝倉君は迷う事なく。
「ほんとごめん、他に好きな子がいて、今はその子の事しか考えられなくて。」
朝倉君に好きな人。
私の胸に締め付けられるよな痛みと、モヤモヤがある。
「分かった。」
と言って、走り去って行く榎本さん。
よっぽど好きだったんだ。
けど、正直「やった!」って思った。
だって、榎本さんの告白の告白を断った。
断ったって事は嫌いって事でしょ?
でも、好きな人って誰なんだろう。
そう考えてぼーっとしてると
「陽菜?」
「あ、何?」
「大丈夫」
「うん、大丈夫!」
〜帰り道〜
前に朝倉君が歩いているのが見えた。
その隣に今日朝倉君に告白していた榎本さんの姿が。
あれ?まだ諦めてないのかな?
どうやら、まだ諦めてないようだ。
凄いな、断られても諦めないんだ。
本当に好きなんだろうなって思った。
〜次の日のお弁当の時間〜
「お昼食べに行こー!」
「うん!」
って、5人で屋上にご飯を食べに行く所だった。
いつもは中庭だけど、今日は天気もいいし、
ひなたぼっこしようってえりかが言った。
「芹沢さん!」
「はい!」
「朝倉君が呼んでるよ!」
「あ、うん!ありがとう!」
「行っておいで!」
「頑張ってね!」
「芹沢一緒に食わねぇのか?」
「なになに?呼び出しかよ!」
私は、朝倉君に呼び出されて、中庭に向かった。
「いきなりごめんね!」
「あ、ううん大丈夫!」
「芹沢さんと前話して楽しくて、また話したいなって思ったから!」
「私もだよ!」
「良かった!」
朝倉君とお喋りしながらご飯を食べる。
話してるうち時視線の感じた。
そっちを向くと、榎本さんが見ていた。
「芹沢?大丈夫?」
「あ、うん!」
榎本さん朝倉君の事好きなんだよね。
もしかして、睨んでたのってその事なのかな?
私が朝倉君と仲良くしてるからヤキモチ妬いちゃった?
お弁当の時間を終え、教室に戻ると。
「どうだった?」
「どんな感じ?」
ってえりかとりっちゃんにしつこく聞かれたけど、私
は、普通?なんて言いながら受け流した。
〜放課後〜
靴を履き替え、昇降口の出入口で朝倉君に会った。
あ、朝倉君だ!
「朝倉君!」
「あ、芹沢!」
「どうしたの?誰か待ち?」
「お前待ち!」
「え?」
「だから、芹沢の事待ってたんだよ!」
えええ!まさか、朝倉君から来てくれるなんて!
私を気遣ってくれたのか、えりか達は
「お先に〜!」
「また明日ね!」
って言ってくれた。私は、バイバイ!って返した。
私達が、正門を出ようとした時、背後から
「要君〜!」
後ろを振り返ると朝倉君を、目掛けて走ってくる。
その正体は榎本さんだった。
「一緒にかーえろ!ね?いいよね?」
「あ、あぁ。」
「あ、芹沢さんだっけ?私も一緒に帰っていいよね?」
彼女は、嫌だとは言わせんとばかりに目で訴えて来た。
榎本さんと朝倉君が2人だけで話してたため、
私は全然朝倉君と話せなかった。
私の家の前に来ると、朝倉君は立ち止まって、
「まあ明日な!」
と、明るく言ってくれた。
「うん、また明日ね!」
イケメンで、優しくて、運動も勉強も出来て、女子から
めっちゃモテモテな朝倉 要(あさくら かなめ)君。
彼の事が好きなんだ。なんで、好きになったかって?
それは1ヶ月前の事。帰る時の出来事。
階段で足を滑らせてしまった私を、
朝倉君が抱きとめてくれた。
その時凄くドキドキした。
まさかあの朝倉君に助けてもらえるなんて!
こんな近くで、朝倉君を見たのは始めてだった。
「大丈夫?」
朝倉君。カ、カッコイィ…、じゃないなくて!
「うん、ありがとう…。」
「今度から、気をつけてね!」
「はい!」
「1人?」
「うん!」
「良かったら、一緒に帰らない?」
「え?」
「芹沢さんと話してみたかったし!ダメ?」
「ううん、いいよ!」
やった、ラッキー!
朝倉君といっぱい話したし、いっぱい笑った。
学校から家まで30分かかる道のりを、
5分くらいに感じた。それくらいあっという間だった。
〜次の日〜
えりかとりっちゃんと日下部君と神崎君に全部話した。
私には好きな人がいる事。
その好きは人は3組の朝倉 要君だという事。
「陽菜にそんな事があったんだ!」
「陽菜ちゃんも好きな人いたんだ!」
「朝倉モテるからな〜。」
「知らなかったぜ!」
驚くのは同然。今まで私は、好きな人がいなかったし、
みんなに初めて言った事だったから。
私が初めて好きになった人。
〜お昼休み〜
廊下がやけに騒がしい。
「なになに?」
「榎本さん、要君に告白するんだって!」
「榎本さん、美人でカワイイし、絶対要君OKするよね!」
「うんうん!美男美女カップルになるよ!」
「2人が付き合ったら、怒るどころか応援しちゃうよね〜!」
「榎本さんには、叶わないって!」
女子達が、そう話していた。告白?榎本さんってあの?
榎本 桜(えのもと さくら)ちゃん。
美人で、可愛い。朝倉君を一途に思ってる。
嫌だよ。朝倉君が榎本さんと付き合うなんて嫌だ。
私は、その様子をえりか達と見ていた。
「要君、私、要君が好きです!大好きです!付き合って下さい!」
皆がシーンとし、朝倉君の返事を待つ。
「ごめん。」
周りがザワザワしてきた。
「断っちゃったね…。」
「何でだろう?」
「勿体ない!あの、美人の榎本さんが告白したのに、断っちゃうなんて!」
と小さな声で口々に言っていた。
「私じゃダメかな?」
榎本さんがそう聞く。すると、朝倉君は迷う事なく。
「ほんとごめん、他に好きな子がいて、今はその子の事しか考えられなくて。」
朝倉君に好きな人。
私の胸に締め付けられるよな痛みと、モヤモヤがある。
「分かった。」
と言って、走り去って行く榎本さん。
よっぽど好きだったんだ。
けど、正直「やった!」って思った。
だって、榎本さんの告白の告白を断った。
断ったって事は嫌いって事でしょ?
でも、好きな人って誰なんだろう。
そう考えてぼーっとしてると
「陽菜?」
「あ、何?」
「大丈夫」
「うん、大丈夫!」
〜帰り道〜
前に朝倉君が歩いているのが見えた。
その隣に今日朝倉君に告白していた榎本さんの姿が。
あれ?まだ諦めてないのかな?
どうやら、まだ諦めてないようだ。
凄いな、断られても諦めないんだ。
本当に好きなんだろうなって思った。
〜次の日のお弁当の時間〜
「お昼食べに行こー!」
「うん!」
って、5人で屋上にご飯を食べに行く所だった。
いつもは中庭だけど、今日は天気もいいし、
ひなたぼっこしようってえりかが言った。
「芹沢さん!」
「はい!」
「朝倉君が呼んでるよ!」
「あ、うん!ありがとう!」
「行っておいで!」
「頑張ってね!」
「芹沢一緒に食わねぇのか?」
「なになに?呼び出しかよ!」
私は、朝倉君に呼び出されて、中庭に向かった。
「いきなりごめんね!」
「あ、ううん大丈夫!」
「芹沢さんと前話して楽しくて、また話したいなって思ったから!」
「私もだよ!」
「良かった!」
朝倉君とお喋りしながらご飯を食べる。
話してるうち時視線の感じた。
そっちを向くと、榎本さんが見ていた。
「芹沢?大丈夫?」
「あ、うん!」
榎本さん朝倉君の事好きなんだよね。
もしかして、睨んでたのってその事なのかな?
私が朝倉君と仲良くしてるからヤキモチ妬いちゃった?
お弁当の時間を終え、教室に戻ると。
「どうだった?」
「どんな感じ?」
ってえりかとりっちゃんにしつこく聞かれたけど、私
は、普通?なんて言いながら受け流した。
〜放課後〜
靴を履き替え、昇降口の出入口で朝倉君に会った。
あ、朝倉君だ!
「朝倉君!」
「あ、芹沢!」
「どうしたの?誰か待ち?」
「お前待ち!」
「え?」
「だから、芹沢の事待ってたんだよ!」
えええ!まさか、朝倉君から来てくれるなんて!
私を気遣ってくれたのか、えりか達は
「お先に〜!」
「また明日ね!」
って言ってくれた。私は、バイバイ!って返した。
私達が、正門を出ようとした時、背後から
「要君〜!」
後ろを振り返ると朝倉君を、目掛けて走ってくる。
その正体は榎本さんだった。
「一緒にかーえろ!ね?いいよね?」
「あ、あぁ。」
「あ、芹沢さんだっけ?私も一緒に帰っていいよね?」
彼女は、嫌だとは言わせんとばかりに目で訴えて来た。
榎本さんと朝倉君が2人だけで話してたため、
私は全然朝倉君と話せなかった。
私の家の前に来ると、朝倉君は立ち止まって、
「まあ明日な!」
と、明るく言ってくれた。
「うん、また明日ね!」
