フラフラと街を
「気になったところがあったら入ろう」
と言って2人で歩く

「あ、」

呟いた未来の視線の先には1つの雑貨屋さんがあった

「行こう」

俺は未来の手を引いて雑貨屋さんに歩みを寄せる

「え、いや、いいよ」

しかし未来はそれとは反対の方に力を込めて俺の体を引っ張る

「なんでだよ!」

「だって、私だけ我儘ばっか言ってるじゃん!」

…かっわいい

なんだこいつ
俺を殺す気か

「俺も気になった店には入るってば!」

「んー…」

俺が手を引くと不服そうに俺の後をついてくる