「…大丈夫なのか?」


俺はそばにあったパイプ椅子を組み立てて座りながら話す

「今はピンピンしてるよ。何日か前に起きた時はびっくりするほど体がだるかったんだけど。
今は全然!」

未来はそう笑った
椅子に座った俺はそっと未来の手に触れる

「本当に、あの時は俺どうしようかと思ったよ」

俺が微笑むと未来は笑った

「泣いた?」

「うるさい」

「悠くんは泣き虫だね」

「うるさい」

そう言って2人で笑う

ずっとこんな時間を夢見てた




お前が生きてて…よかった