「未来っ…未来…未来……っ」


ぎゅっと抱きしめた後は
その姿を確かめるように頬に触れる

手に触れて

髪に触れて

腕、肩、首

触れれるとこ全てに触れて


もう一度強く抱きしめた


「生きていてくれて…よかった」


消え去りそうな安堵の声

けれど間違いなく本心


「は、悠くん苦しい…」

その言葉にびっくりして
抱きしめる手を緩めて
体を離す

「あ、ごめ」

ふと、未来の弟と目が合った



蔑むような目



「…すいません」

その目に怯えてつい謝ると
未来の弟がふっと微笑んだ


「姉ちゃんと話したいんだろ。
でも、病人には変わりないからエロい事は禁止」

そう言って病室を出た

「ちょっとーエロい事なんかしないよ」

未来は笑って未来の弟に言う

未来の弟は微笑んで気を利かせてくれたのか扉を閉めた