チェリオ「おい。何、ぼーっとつっ立ってんだ?そんなに本物の武器を見るのがめずらしいか?さっさとこっち来い。」

アタル「えっ…。」

いや…、実際めずらしすぎておかしいだろ、この素敵グッズのお店。

俺はすごく戸惑いながら、店の奥のほうに進んでいった。

でもまあ、10歩ぐらい歩けば、すぐにカウンターというくらいの幅なんだけど。


店主「いらっしゃい。」

カウンターのところに立っていたのは、ひげをたくわえたおじさんだった。

ブルーのベストを着ている。

チェリオ「ここで売ってる武器の一覧を見せてくれ。」

店主「あいよ。」

店主はカウンターの下から、古ぼけた紙を一枚取り出して、カウンターの上に置いた。

チェリオ「アタル。この中から、お前の好きなもんを選べ。おっと、そうだった。お前に旅の資金を渡してやるからな。見ず知らずのお前に、お金をくれてやるなんて、俺はつくづくイイ奴だな〜。」

めちゃくちゃ知ってたじゃね〜か、俺のことっ!