「よし。まず、なにをしようか。俺ん家か?…やっぱ、月夜公園…かな!」



翔は全速力で走る。
だが、ミニサイズなので、現実の翔は足が速くても、

ミニだと足が遅く、
時間が限られてるので今の翔にとってはデメリットが多すぎる。



ドサッ

「いっ!!……いってぇ…でも、あん時の俺がいるんだ。どうにかしないと…」


翔は少し間を開けて、


  《椎名結羽が死ぬんだ》


と、心の中で言った。